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韓国語入門

韓国語の語幹とはどの部分?分類についても例を挙げてわかりやすく解説

韓国語 語幹とは

韓国語の文法を勉強していたら必ず『語幹』という文字が
テキスト記載されていると思います。

だからあなたはこの記事をご覧になっているのだと思います。
「語幹ってどういう意味なんだろう・・・」
とか「語幹って単語のどこを指しているんだろう・・・」って。

語幹というのは日本で国語を勉強していても英語を勉強していても
聞いたことがない可能性が高いです。

なぜなら語幹とは何か、知らなくても
日本語を話すのに困らないし、英語を勉強するにしても困らないからです。

でも韓国語を勉強していくにあたって
語幹とは何かとか、語幹って単語のどの位置を指している用語なのか
わかっていないと、どこかでつまづいてしまい、

そこでこの記事では語幹とは何か、
わかりやすく解説していきたいと思います。

この記事の内容がわかったら
韓国語の文法の理解が一気に進むと思います。

ぜひ最後までご覧になっていただきたいです。

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韓国語における語幹とは?

韓国語 語幹とは
語幹とは・・・

用言から最後に文字『다』を省いた残りのこと

では用言とは何でしょう?

韓国語における用言とは

・動詞
・形容詞
・存在詞(韓国語特有)
・指定詞(韓国語特有)

のことです。

ちなみに日本語における用言は動詞と形容詞のことです。
つまり、日本語における用言に存在詞や指定詞はありません

存在詞は『存在』詞というくらいですから
物があるとかないとか、人がいるとかいないという存在を表します。

なので、

存在詞は

・있다(イッタ)・・・ある、いる
・없다(オプタ)・・・ない、いない

の2語しかありません。

指定詞も

・이다(イダ)・・・~である
・아니다(アニダ)・・・~でない

の2語だけです。

とにかく、動詞も形容詞も存在詞も指定詞もどれも
『語幹』+『다』という形になっているというのが重要
です。

言い方を変えると、動詞も形容詞も存在詞も指定詞もどの単語においても
語尾に『다』がついて終わっているということです。

動詞の例

・자(チャダ)・・・寝る
語幹は『자』

・달리(タルリダ)・・・走る
語幹は『달리』

次は形容詞です。

形容詞の例

・무겁(ムゴプタ)・・・重い
語幹は『무겁』

・세세하(セセハダ)・・・細かい
語幹は『세세하』

では指定詞の例を見ていきましょう。

指定詞の例

・이(イダ)・・・~である
語幹は『이』

・아니(アニダ)・・・~でない
語幹は『아니』

次に存在詞の例を見ていきましょう。

存在詞の例

・있(イッタ)・・・ある、いる
語幹は『있』

・없(オプタ)・・・ない、いない
語幹は『없』

以上、どこが語幹にあたるか、わかっていただけましたか?

もし、韓国語の文法を勉強していて、
『語幹に付け加える』みたいな文章があったら、
たとえば、달리だったら
語幹は『달리』なので、『달리』の後に何かしらの文字を付け加えるだけです。

別の言い方をすると、語幹に付け加えるということは
最後の文字『다』を消去して残りの文字の最後に付け加えるということです。

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語幹の注意点

ここまで語幹とは何か、かなり詳しく解説してきたつもりです。
ここまでの内容を理解していただいたら
ほぼ問題なく、語幹について理解できていると思います。

ただ、注意点を言い忘れてました。
注意して欲しいのは『語幹は変化しない』ということです。

つまりここまでの内容をまとめると、
語幹とは語尾の다を省いた変化しない部分のこと』です。

たとえば、韓国語に먹다(モクッタ、食べる)という動詞がありますが、
これに『~고 싶다』(~たい)を語幹に付け加えて『食べたい』という文字に変化させてみますね。

まず『먹다』の『다』を省略して『먹』と語幹だけにします。
語幹の『먹』に『~고 싶다』を加えましょう。

すると、『먹고 싶다』(食べたい)になります。

こんな感じで語幹がどこかわかっていれば簡単に用言を変化させることができます。

ただ、語幹は変化しないと書きましたが、
これはあくまで原則的な話です。
例外的に語幹が変化することもあります。

今後、いろんな文法を勉強していくうちに
「あぁ、これが語幹の例外か」みたいな時が来ると思います。
そのときに例外として覚えて欲しいです。

「ほとんどの場合、語幹は変化しないけど、
例外的に変化することがあって、
その例外とは・・・」みたいな覚え方です。

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語幹の分け方は2つある!

語幹は大きく見て以下のように2つに分けることができます。

語幹、2つの分類

・母音語幹、子音語幹、ㄹ語幹に分ける方法
・陽語幹、陰語幹に分ける方法

があります。

母音語幹、子音語幹、ㄹ語幹に分ける方法

この方法は語幹の最後の文字で母音語幹、子音語幹、ㄹ語幹のどれに当たるか判断します。

母音語幹

母音語幹・・・語幹の最後の文字が母音であるもの

例)달리다(タリルダ、走る)
語幹の最後の文字は『다』です。
『다』は母音の『ㅏ』が最後なので、母音語幹となります。

「韓国語の母音がわからない・・・」という方は
こちらの記事をご覧ください。
韓国語初心者が最初にハングルで覚えるべき母音

子音語幹

子音語幹・・・語幹の最後の文字が『ㄹ以外』の子音で終わるもの
       『ㄹ以外』がポイント。
       語幹の最後の文字が『ㄹ』で終わるならㄹ語幹になる。

例)存在詞の『있다』(イッタ、ある)の語幹の最後は『있』です。
  『있』はパッチム(子音)の『ㅆ』で終わっていて、『ㄹ』でないので子音語幹になる。

  『걷다』(コッタ、歩く)の語幹は『걷』でパッチム(子音)の『ㄷ』で終わっていて
  『ㄹ』でないので子音語幹となる。

「パッチムって何?」と気になる方はこちらの記事をご覧ください。
パッチムとは?わかりやすく解説
パッチムが二つあるケースの読み方(二重パッチムを攻略)

ㄹ語幹

ㄹ語幹・・・語幹の最後が『ㄹ』で終わるもの(これもパッチムの1つ)
例)놀다(ノルダ、遊ぶ)の語幹は『놀』で『ㄹ』で終わっているのでㄹ語幹
  만들다(マンドゥルダ、作る)の語幹は『만들』で『ㄹ』で終わっているのでㄹ語幹

パッチムがついた時の読み方について知りたい方はこちらをご覧ください。
パッチムとは?わかりやすく解説
パッチムが二つあるケースの読み方(二重パッチムを攻略)

陽語幹、陰語幹に分ける方法

語幹を陽語幹、陰語幹に分けることできます。

陽語幹

陽語幹・・・語幹の最後の文字(母音)に『ㅏ』あるいは『ㅗ』が入っているもの

例)사다(サダ、買う)は語幹の最後『사』に母音の『ㅏ』が入っているので陽語幹
  보다(ボダ、見る)は語幹の最後『보』に母音の『ㅗ』が入っているので陽語幹

陰語幹

陰語幹・・・語幹の最後の文字(母音)が陽語幹でないもの(『ㅏ』『ㅗ』でないもの)
例)서다(ソダ、立つ)は語幹の最後の文字『서』の母音が『ㅓ』で
  『ㅏ』『ㅗ』でないので陰語幹

  『걷다』(コッタ、歩く)の最後の文字『걷』の母音が『ㅓ』で
  『ㅏ』『ㅗ』でないので陰語幹

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韓国語における語幹とは?まとめ

最後にまとめますと

語幹とは・・・

用言から最後に文字『다』を省いた残りのこと

語幹は用言にだけ存在します。
用言とは動詞、形容詞、存在詞、指定詞の4つです。

語幹は

・母音語幹、子音語幹、ㄹ語幹に分ける方法
・陽語幹、陰語幹に分ける方法

の2つに大きく分けることもできます。

以上、参考にしていただけますと幸いです。

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