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韓国文化

なぜ韓国では食事を少し残すの?

韓国 少し残す

ツイッターで韓国関連のツイートを見ていると
『食事を少し残す』みたいな話をよく耳にします。

もし日本で食事を少し残して「ごちそうさまでした」なんていうと
「ちゃんと最後まで食べなさい!」って怒られるかもしれません。

だからお腹がいっぱいになっても
ゲップしながらでも最後まで食べきるのが当然みたいな考え方が
日本人には浸透していると思います。

今回の記事ではなぜ韓国では食事を少し残すのか?
解説したいと思います。

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韓国人が食事を少し残す理由

韓国料理

韓国人は家庭だけでなくレストランでも
基本的には食事を少しだけ残すことが多いです。
完食することは一般的にはありません。

少しだけ食事を残してお店を出るって感じですね。

日本人は完食するのが礼儀だと思っている方がほとんどだと思います。
ではどうして韓国人は食事を少し残すのでしょう?

韓国では食べきれないほどの食事を出すことが
最高のおもてなしなのです。

つまり、韓国では食べきれないのが前提なのです。

ではどうして韓国では食べきれないほどの食事を出すのでしょう?
日本人だったら食事を残すのってお百姓さんが一生懸命作ったお米などを
残すのは失礼だしもったいないみたいな発想があるじゃないですか。

でも韓国ではお腹いっぱいになって「満足しました」
って相手に思ってもらうのがうれしいことであり、礼儀なのです。

だから食事を出された側は「お腹いっぱいです。食べきれません」
という意思表示を示すために、食事を少し残すのが礼儀なのです。
日本でいったら完食して「ごちそうさまでした」がイコール
韓国では食事を『少し』残すことなのです。

お客さんは来客が完食してしまうと
おもてなしをした側は『満足できなかったのかな!?」
と悲しい気持ちになってしまいます。

でも少し食事を残してくれると
食事を出した側はうれしい気持ちになってくれるのです。

ここで食事を『少し』残すのがポイントです。
大量に食事を残されたらさすがに食事を出した側は面白くありません。
それこそ「私の作る食事はまずいってこと!?」ってなりかねません。
お気を付けください。

ここからは当ブログ管理人の推測の話になりますが、
おそらく食事を少し残すという習慣は
韓国のお金持ちの方たちがやってきた礼儀作法由来なんじゃないかなって思ってます。

お金持ち=食事に困らないから残しても問題なし
ということです。

日本もそうですが、韓国だって特に昔は貧富の差が激しかったようです。
だから貧しい方がわざわざ食事を少し残すなんてことはしなかったと思います。
食事があるだけでも幸せな貧しい方があえて食事を残して
「満足しました」なんてやってる場合じゃないでしょうから。

でもお金持ちの方だったら
食事を少し残したところで
「もったいない」って思うこともないでしょう。
むしろ、作った人は「満足してくれたんだ」
って思ってくれるのではないでしょうか。

そうでなくてもちょっとした領主なら食べるのには困らない生活ができたでしょう。

別の記事で解説していますが、
韓国ではステンレス製の食器がよく使われたりしますが、
それって上流階級の方たちが昔銀の食器を使っていた名残です。
韓国の箸はなぜ金属製なの?

貧しい方々が上流階級の食事方法に憧れていた結果、
現在の韓国でも金属製の食器が多く使われていたりします。
これと同じで食事を少し残すという文化も
もしかしたら上流階級へのあこがれからきているのかもしれませんね。

なので、別に完食しても問題ないと思います。
食事を少し残すことが法律で決まっているわけではありませんからね。

ちなみに大量の食事でもてなされるのが前提の韓国の方が
日本にやってきてよく感じる事があるそうです。

それは日本人が出してくる食事の少なさにがっかりするのだそうです。

そりゃそうですよね。
韓国では食べきれないほどの食事を出して相手をおもてなしする文化があるのに対し
日本では完食できる量の食事を出しておもてなしする文化なわけですから。

こんな感じで相手の国の文化をお互い理解しあわないと
思わぬ誤解が生まれることがあるってことですね。

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