※アフィリエイト広告を利用しています

韓国文化

韓国の箸はなぜ金属製なの?

韓国 箸 なぜ金属

金属製の食器を使うのは韓国の習慣であり、常識です。
韓国の食器はなぜ金属製のものが多いの?

これと同じように韓国では金属製の箸を使います

今回の記事ではなぜ韓国の人は金属製の箸を使うのか?
解説したいと思います。

スポンサードリンク





なぜ韓国のお箸は金属でできているの?

ユッケジャンスープ

あなたは韓国の食事というと何を想像しますか?

韓国料理というと

キムチ、プルコギ、サムギョプサル、サムゲタン、
スンドゥブチゲ、タッカルビなど

を想像するのではないでしょうか。

何が言いたいか?というと、
韓国料理っておいしいんだけど、味が濃い料理が多いということです。
私は健康のためにも毎日キムチ料理を食べるのですが、
食べた後は必ず歯磨きするようにしています。

そうしないと、職場で「今日、キムチ食べた?」
みたいなことをいわれることがあるので。

また、食べた後の食器も食器用洗剤でしっかり洗わないと
キムチの香りが残ったり色が食器に残ったりします。

金属製の箸

当然、お箸にだって色や香りが残ってしまうわけです。
そんなこともあって韓国では金属製のお箸を使うといわれています。

金属製のお箸は木のお箸と比べると香りがつきにくく、
色も落としやすい
ですからね。

金属の箸

韓国で金属製のお箸を使う理由は他にもあります。
昔の韓国のお箸は銀製でした。

銀はヒ素とくっつくと化学変化を起こして色が変わるという性質があるのです。
偉い人の食べ物にヒ素を入れて失脚させるという時代が朝鮮王朝の時代にはありました。

これは韓国に限った話ではありませんけどね。

銀製のお箸を使うことでもしヒ素が食べ物に入っていたら
化学変化で視覚的にわかり、自分の身を守ることができるわけです。

金属の箸

そもそも銀というのは化学的にすごく不安定な金属です。
不安定というのはちょっと何かを加えるとすぐに変化してしまう金属だということです。

ややこしい話になりますが、銀は直接ヒ素とくっついて変色するわけではありません
ご注意ください。

昔の韓国ではヒ素を作るために硫黄を利用していたのです。
そのため、食べ物にヒ素を入れると硫黄も同時に混ざっています。

で、銀は硫黄と反応して変色します。
つまり、銀製の箸と硫黄が反応し変色したら
同時にヒ素が入っていることが疑われたわけですね。

また、朝鮮王朝の時代というのは銀製の食器というのは
美しさと富の象徴でもありました。

それはどうしてでしょうか?
先ほども言いましたが銀というのは化学的に不安定です。
空気とも化学反応を起こして変色してしまいます。

ということは、銀製の食器は日々メンテナンスが必要だということです。
日々銀の食器を光り輝かせておくためには常に磨く必要があります。

常に銀製の食器を磨くのは家臣の仕事です。
ということは光り輝く銀の食器があるということは優秀な家臣がいるということになります。
家臣にも生活がありますから、お仕事を頑張ってもらうにはお金が必要でしょう。

ということは光り輝く銀製の食器があるということは
お金持ちであるといえるわけですね。

また、いくらお金を家臣に渡しても言うことを聞いてくれないなら
銀製の食器は変色してしまいます。
なので、ピカピカの食器があるということは
上の立場の人間がしっかりと家臣を教育しているともいえます。

そんなことから銀製の食器というのは富の象徴でもあり、
しっかりと家臣に教育しているということができますね。

そんな歴史があって現在に至るわけですが、
さすがに銀製の食器は高価です。

でも銀製の食器や箸は富の象徴でもあります。

だから、現在ではちょっとでも貴族のような気分に浸るためにも
銀出なくても金属製の食器やお箸を使うようになったといわれています。

以上で解説を終わります。

スポンサードリンク