韓国では食器を持たずに食事をするのが常識です。
⇒韓国の人はなぜ食器を持たないで食事をするの?
ここでは簡単に理由を説明します。
韓国では金属製の食器を使っているからでした。
食べ物の熱が金属製の食器に伝わり、
手に食器を持って食べるにはしんどいわけです。
だから韓国の人は食器を持たずに食事をします。
![日本の食器](https://program-study.net/wp-content/uploads/2021/05/nihonnoshokki20210529dh.jpg)
ところで日本だと上記画像のように金属以外の食器を利用していることが多いですね。
![韓国の食器](https://program-study.net/wp-content/uploads/2021/05/kanokokushokki20210523hd.jpg)
でも韓国の食器は上記画像のように金属製の食器が多いです。
なぜ韓国の食器は金属製のものを使うの?
![韓国の食器](https://program-study.net/wp-content/uploads/2021/05/kankokushokki20210529dhi.jpg)
韓国で金属製の食器が使われるようになったはかなり昔の話だといわれています。
たとえば、1231年から1273年まであったモンゴル帝国による高麗侵攻。
当時高麗王朝が朝鮮半島を統治していたのですが、
モンゴル帝国に侵攻されていた(戦争していた)という歴史があります。
他にも大昔の韓国(朝鮮半島)では内乱や戦争が多く、
民衆は行き場を失い、住居を移動するしかありませんでした。
現在日本でいったら、異動が多い国家公務員みたいな感じでしょうか。
毎年のように県をまたいで引越ししないといけないような感じです。
となると、できるだけ引越ししやすいものを利用するようになるでしょう。
特に大昔の韓国では車なんてありませんし、道も舗装されていなかったでしょう。
ガタガタ道を、しかも戦争が起きていて命の危険もある状態で
必死で移動していたわけです。
となったら割れやすい食器よりも割れにくい食器の方が
当時の韓国ではよかったわけです。
そういった悲しい歴史も関係し現在、
金属製の食器が当たり前のように利用されるようになっているのです。
熱い料理まで金属製の食器を使う理由は?
![金属](https://program-study.net/wp-content/uploads/2021/05/kankokurramen20210522hdi.jpg)
韓国ではラーメンを鍋のまま食べる文化があるくらい、
熱いものも金属製の食器で食べます。
日本だったら熱い食べ物は木製のものを利用することが多いと思います。
その方が食べ物の熱が食器に伝わってこないからです。
熱い食器を持って食べたら、不注意で落っことしてしまい
足元に食べ物が落ち、火傷する危険性もあるでしょう。
そんな可能性もあるのに
どうして韓国では熱い食べ物まで金属製の食器を使うのでしょう?
これは韓国の習慣、常識が関係しています。
![日本の食事](https://program-study.net/wp-content/uploads/2021/05/nihonnnoshokuji20210529dhoi.jpg)
日本では食器を持って食べるのがマナーであり、常識でしょう。
だから日本だと熱い食べ物のときなんかは熱が伝わりにくい木製の食器を利用するわけです。
でも、韓国では食器を持ち上げて食べるのはNGです。
非常識な人だと思われてしまいます。
そもそも食器を持ち上げて食べる文化のない韓国では
食器の熱さなんて気にする必要がないわけです。
「熱い食器をどうやって持ち上げたらいいんだろう・・・」
みたいな問題が韓国では生じません。
あと、さっきまで解説したように韓国は金属製の食器を使う文化があるため
熱い食べ物、冷たい食べ物に関係なく金属製の食器を使うわけですね。
最近の韓国はステンレス製の食器を使ってませんか?
確かに最近の韓国ではステンレス製の食器を使うことが多いです。
これは1950年にあった朝鮮戦争が関係しているといわれています。
ステンレス製の食器は比較的安価であり
しかもサビません。
戦争があると、どうしても人々の暮らしがきびしくなります。
特にお金の面で。
だからちょっとでも安く、しかも耐久性の高い食器を
利用しようとする方が増えてきます。
そんなこともあって、比較的安価であり、
しかもサビにくいステンレス製の食器が現在の韓国では
よく利用されるようになってきたのです。
以上、参考にしていただけますとうれしいです。