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韓国文化

韓国の人はなぜ食器を持たないで食事をするの?

ユッケジャン

韓国の人はラーメンを丼にうつさず鍋のまま食べる

習慣があります。
理由はこちらの記事で解説しています。
韓国ではなぜ鍋のままラーメンを食べるの?

さらに韓国の人は食器を持たないで食事をします。
日本だと食器をもって食事をする方が礼儀正しい気がしますが、
韓国だと逆に食器を持たないで食べる方が礼儀正しいといえます。

これはどうしてでしょうか?
以下、解説していきたいと思います。

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なぜ韓国の人は食器を持たないで食事をするの?

韓国の鍋

韓国の人が食器を持たないで食事をするのは
単純に食器が熱いから』です。

前回の記事でも解説しましたが、
韓国の1年間を通した平均気温は仙台市くらいの気温と同じで、寒めです。
真冬の気温は札幌くらいです。

なので、体を温めるために、できるだけ熱いものを食べるという習慣が韓国にはあります。
そんなこともあって、できるだけ熱い料理を食べる方が多いです。

ただ、熱い料理を食べるということは食器は熱くなります。
食器を持つと熱くて落としてしまう危険性もありますし、
ヤケドする危険性もあるわけです。

特に韓国の食器はステンレス製の食器が多いです。
食べ物の熱が食器に伝わりやすいため、
余計に食器をもって食べることができません。

だから韓国では食器を持たないで食べるという習慣が普通になっています。

ちなみに韓国ではどうして金属製の食器を多用するのか?
というと、昔の王様が食事に毒を盛られて命を落とす危険性を回避するためです。

生徒
生徒
先生、金属製の食器を使ったらどうして
毒の危険を避けることができるんですか?
韓国語教師
韓国語教師
金属製の鍋は毒の成分に反応して
見た目に毒が盛られているかどうかわかるからだよ。
生徒
生徒
そういうことなんですね。
ここまでまとめると

韓国料理は熱いものが多くて金属製のものだと熱くて持てないから
食器を持たずに食事をする

ということです。

そんなこともあって、韓国の食事はスプーンを使って食事をします。
スプーンを使えば、熱い食器を持たずに食事ができますからね。

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韓国の人が食器を持たないで食事をする別の理由

ここまでの記事をご覧になっていただけたら
なぜ韓国の人は食器を持たずに食事をするのか、
分かったと思います。

食器が熱くて手に持てないからでしたね。
では冷たい食べ物だったら食器をもって食事をするか?
というと、そんなこともありません。

冷たい食事だって食器を持たずに食事をするのが普通です。
ではなぜ食器を持たずに食事をするか?というと、韓国では
食器を持たずに食事をするのがマナーだからです。

逆に食器をもって食事をするのはお行儀が悪いとみなされます。

韓国料理

朝鮮王朝時代の貴族を両班(ヤンバン)というのですが、
この人たちは食器を置いたまま食事をしていたのです。

そんな習慣がいまだに残っているわけですね。

ちなみに両班は1日5回も食事をしていたそうですよ。
しかも1回の食事のたびに、5皿から9皿程度の多様な料理を並べ、
栄養が偏らないようにしていました。

最後にまとめますと、

韓国の人がなぜ食器を持たないで食事をするのかというと

・そもそも食器が熱くて手に持てないから
・両班(ヤンバン)が食器を置いて食事をしていた習慣が今も残っているから(マナー)

でした。

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