日本人のソウルフードといえば、ラーメンと答える人もいるでしょう。
 でも、韓国だって日本に負けないくらいラーメンが大好きです。
ちなみに当ブログは韓国語についても解説していますので
 ラーメンを韓国語(ハングル)で書いてみますね。
韓国語でラーメンは『라면』と書きます。
 韓国語は1文字1文字『子音+母音』でできてます。
 場合によっては『子音+母音+パッチム』でできています。
左側の文字は左側が子音で右側が母音でできていて
 『ㄹ』+『ㅏ』となっています。
 『ㄹ』はローマ字だと『r』、『ㅏ』はローマ字で『a』なので
 『라』は『ra』となるため、『ラ』と発音します。
右側の文字『면』は『子音+母音+パッチム』でできています。
 左上の文字が『ㅁ』でローマ字だと『m』、右側の『ㅕ』がローマ字で『yo』、
 下にある『ㄴ』はパッチムというものでカタカナの『ン』みたいなものです。
 これを全部組み合わせて発音すると『면』は『myon(ミョン』となるため、
 韓国語におけるラーメン『라면』を読むと『ラミョン』となります。
母音とか子音の読み方については別記事で解説しているので
 興味のある方はこちらをご覧ください。
 ⇒韓国語初心者が最初にハングルで覚えるべき子音は?
 ⇒韓国語初心者が最初にハングルで覚えるべき母音
話を元に戻しますと、韓国も日本に負けず劣らずラーメン文化があります。
 だから韓国ドラマなんかでもラーメンを食べているシーンをよく見かけます。

ただ、ちょっと違和感を感じる方もいるでしょう。
 というのは韓国ドラマでラーメンを食べるシーンの大半は
 上記画像のように鍋のままラーメンを食べていませんか?
他にもラーメンを鍋のフタに乗っけて食べている人もいます。

でも日本だったら上記画像のようにラーメン用の丼に入れて食べますよね。

韓国では、上記画像のようなラーメン用の鍋(ラーメン鍋)で食べるというのが一般的です。
 この記事ではどうして韓国の人は鍋のままラーメンを食べるのか?
 2つの理由を挙げて解説してみたいと思います。
韓国の人は鍋のままラーメンを食べる理由1

韓国の人が鍋のままラーメンを食べる理由の1つ目としては
 熱いままのラーメンを食べるのが好きだからです。
もしラーメンを鍋から丼にうつすとしたら・・・
 うつすときに熱が奪われますし、丼自体も冷たいので
 やはり熱を奪われます。
結果、鍋のままラーメンを食べるよりも
 丼にうつしたラーメンを食べる方が冷たくなってしまいますね。
 この辺の感覚はその国の人でないとわからないものです。
とにかく、それくらい韓国の方はちょっとでも熱いラーメンを食べたいのです。
 もちろん、熱いラーメンだけでなく、熱い鍋料理も大好きです。
 なぜ韓国の方は熱い食べ物が好きなのでしょう?
理由としては韓国の気候が関係しているようです。
 たとえばソウルの年間平均気温は12℃くらいです。
 これは日本で例えると仙台市くらいとなります。
仙台は東北ですから沖縄とか九州と比べたら寒いですよね。
 しかも冬は日本でいう札幌くらいまで冷えます。
 寒い日にはマイナス10℃くらいまで下がることだってあります。
冬の札幌は雪が思いっきり積もる地域ですから
 明らかに韓国の気候は日本人からすると寒いと感じることでしょう。
そんなこともあって、ちょっとでも熱いラーメンを食べようと
 鍋から丼にうつさないという文化になったのでしょう。
結果、鍋のままラーメンを食べるのが普通なわけです。
韓国の人は鍋のままラーメンを食べる理由2

鍋のままラーメンを食べる理由2つ目としては
 洗い物を増やしたくないという心理からです。
日本のラーメンはインスタントラーメンもあれば生ラーメンもありますね。
 でも韓国の主流はインスタントラーメンです。
 気軽に食べる感じです。
しかもインスタントラーメンを食べる方の大半は若者だといわれています。
 若者はデートしたり、学校に行ったり、バイトに行ったりと
 なにかと忙しいです。
ちょっとでも時間のかかることはやりたくないという心理があります。
 そのため、鍋で作ったインスタントラーメンを丼で食べるようなことはしたくありません。
 鍋と丼の2つを洗わないといけなくなりますからね。
 鍋のままで食べたら鍋だけを洗えば良いわけですからね。
最後にまとめますと、
 ・ちょっとでも熱いラーメンを食べたい(日本より韓国の方が1年を通して寒い)
 ・丼にうつすと洗い物が増えるから
でした。
ところで韓国の人は食器を持たないで食事をします。
 日本だと食器をもって食べるのが礼儀だと思うのですが、
 場所が違うと礼儀も違うんですね。
詳しい理由についてはこちらで解説しています。
 ⇒韓国の人はなぜ食器を持たないで食事をするの?














