別に韓国でなくても日本で韓国料理店などでアルバイトするとき、
年上の社長に『名前+さん(韓国語なら名前+씨(シ)と呼ぶのはどうなのでしょうか?
この記事では韓国人の社長に対してどう呼べば正解なのか?
解説したいと思います。
ちなみに当ブログ管理人は動物病院を経営する獣医師で
韓国人のワンちゃんの診察もよくしています。
⇒当ブログ管理人のプロフィール
韓国と日本は社長など相手の呼び方に特徴がある!
・韓国語と日本語グループ
・中国語と英語グループ
に分けることができます。
どういうことかというと、
・韓国語と日本語は相手によって言い方を変える
・中国語と英語は相手によって言い方が基本的に変わらない
という特徴があるのです。
たとえば「あなた」は英語だと相手が社長でも大統領でも「you」です。
中国語でも相手が国家主席であっても社長であっても「你かあるいは您」です。
これに対して韓国語や日本語だと相手によって言い方を変えます。
たとえば相手が社長さんなのに「あなた」っていいませんよね。
社長に「あなた」って言ったら「お前なんてクビだ!」って言われそうですね。
まぁ、今は労働契約法があるので
客観的で合理的な理由がないと解雇(クビ)できませんけどね。
ややこしい話ですけど、
昔は労働契約法がなかったので、解雇の根拠がなくて
弁護士さんも解雇無効などを争うのに苦労していたようです。
中小企業でも解雇すると昔よりも労働者に代理人弁護士が就いて解雇の効力を争うことが増えました。労働契約法で解雇規制が明文化されてから十数年経過し中小企業にもようやく普及してきた感があります。そのため中小企業の経営者も解雇する前に専門家に相談することが昔に比べて大分増えたと思います
— 向井蘭 (@r_mukai) November 28, 2021
コロナ絡みで不遇を受けないためにメモ📝
会社に休めと命令されたら給料の6割貰える(労基法26条)
解雇する場合には予告と解雇予告手当支給が必要(法20条)
そもそも解雇は客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合、権利濫用で無効(労働契約法16条) pic.twitter.com/EzqwaJTRih
— ちゃあ (@chamitter) February 27, 2020
話を元に戻しますが、
日本語だと相手が自分の子供とか年下だったら「あなた」っていうこともありますね。
これと同じで、韓国語も
日本語みたいに相手によって呼び方を変えるのです。
なので、韓国でも相手に間違った呼び方をしてしまうと
激怒されてしまう危険性もあるので、
これから解説する内容をしっかりと知っておいた方が良いと思います。
自分や相手への呼び方
韓国における社長の呼び方
まず日本語で考えてみましょうか。
先ほども解説したように相手の呼び方の感覚は日本語と韓国語では近いからです。
あなたは韓国料理店のスタッフで、社長は韓国の方で名前は「パク(朴)」だとしましょう。
あなたが社長を呼ぶ時「パクさん」って呼びますか?
特に仲良くないならかなり失礼な呼び方だと思いますし、
この記事を書いている私が近くにいたらかなり冷や冷やすると思います。
私自身勤務医時代、そういった修羅場を何回も目撃したからです。
動物病院で社長は院長です。
院長に「名前+さん」で呼ぶと「先生とか院長先生だろ!」
ってスタッフに当たり散らしていたという修羅場を何回も目撃しているからです。
この出来事は10年以上前なので、問題にはなりませんでしたが
令和4年現在だったら確実にパワハラになるだろうなって思います。
まぁ、そんな感じで日本では社長とか院長という立場の人に対して
「名前+さん」で呼ぶのは失礼になります。
たとえば年上の社長に年下の部下が「高橋さん」って呼ぶとか。
これと同じで韓国人の社長に
名前+さんを意味する「씨(シ)」で呼ぶのは失礼に当たります。
日本でも韓国でも社長とか部長といった立場が上の人ほど
肩書を重要視しますし、その肩書で呼ばれるのを好みます。
ちなみに
・同い年
・年下とか立場が下
の人の名前に付けくわえて使います。
では社長を呼ぶ時にはどうすれば良いのでしょう?
社長に対しては씨(日本語だと~さん)の代わりに님を使います。
님は『様』という意味です。
つまり、
・씨は同年代や年下に使う「~さん」
・님は年上や立場が上の人に使う「~様」
です。
とはいえ、名前の後に님を使いません。
日本でも様ですよね。
高橋という社長だったときに
社長を呼ぶ時に「高橋様」と部下が呼びませんよね。
韓国だと「社長様」と呼びます。
具体的には사장님(サジャンニㇺと読み、意味は『社長様』)と呼ぶことが多いです。
ということで結論としては韓国で社長を呼ぶ時には사장님(サジャンニㇺ)で
意味は『社長様』となります。
これと同様で
韓国では部長に対しては「部長様」、課長に対しては「課長様」となり
やはり語尾には『님』がつきます。
日本だったら部長を「高橋部長」と名前+役職名で呼ぶことが多いですが
韓国では役職名+様で呼ぶことが多いわけですね。
相手の呼び方として韓国と日本ではかなり近くて
アメリカと中国とは違うという解説を冒頭でしました。
でも、細かく見ると日本と韓国でもちょっと違うところもあるってことですね。
以上で解説を終わります。