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韓国文化

韓国人はなぜ足を立てて食事をするの?

韓国人 食事 足

「片足(片膝)を立てて食事をするのはマナー違反」
と日本ではいわれますね。

ですがアフガニスタンでは片膝を立てて食べる文化があるようですね。

アフガニスタンでは宗教的な考え方や過食を防ぐという意味合いで
片足(片膝)を立てて食事をすることもあるようですが、
韓国でも片足(片膝)を立てて
食事をする方がよいケースがあります。

こんな感じで日本では非常識でも海外では正しい礼儀作法ってことがあるわけですね。

今回の記事では韓国人が片足(片膝)を立てて食事をする理由について解説します。

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韓国人の食事マナーとして足はどうしてる?

韓国旅行に行ったら、絶対に食事をしますよね。
ちなみに韓国の日常の膳立てを飯床(バンサン)っていいます。
飯床の飯がバンで床がサンです。

床(サン)は食事をのせる膳を意味します。

韓国で食事をするときって女性は片足(片膝)を立てて食事をすることがあります。
絶対に韓国人女性は食事中に片膝を立てるわけではありません。
時と場合によります。

いくら韓国人女性であってもイスに座って食事をしているときに
片足を立てることはありません。

チマチョゴリであったり
ひざ下まであるような長めのスカートを履いていて
しかも床に座って食事をするケースで片膝を立てることがあります。

 

ではなぜ韓国人女性は立膝を立てて食事をすることがあるのでしょう?

食事中、韓国人が足を立てる理由1

朝鮮時代(14世紀から20世紀初頭まで)、
その人の位や性別によって座り方が違っていたそうです。

胡坐

たとえば支配階級の男性は胡坐(あぐら)で支配階級の女性は片膝立てだったそうです。
なので、胡坐や片膝を立てて座ることは
礼儀正しいことであり、決してマナー違反ではありません。

ちなみに支配される側の人たち(一般人)は端坐(姿勢を崩さずに座ること)だったそうです。

食事中、韓国人女性が足を立てる理由2

韓国人女性が立て膝で食事をする理由2つ目としては
チマチョゴリ姿をより美しく見せるためです。

チマチョゴリを着た女性が立て膝を立てて食事をする姿が美しいからです。
もしズボンを履いた女性が
片膝を立てても、ふわっとした感じがないので美しく見えません。

でも、チマチョゴリ姿で立て膝だと見た目がふわっとしていて美しいわけです。
また、チマチョゴリで立て膝だと座りやすいというのもあるようです。

それから、昔ながらの日本の床は畳が多いですよね。
畳ってクッションみたいな役割があるので、
普通に座ってもお尻が痛くありません。

でも、韓国の床は日本の畳みたいに柔らかくはありません。
韓国の方はそんな硬い床に慣れています。
ともあれ、そんな硬い床に座って食事をするとなると
普通に座るより立て膝の方が楽なのでしょう。

また、韓国の冬は日本の冬より寒いです。

そんなこともあって韓国では床暖房が当たり前です。
韓国式の床暖房を『オンドル』と名前がつくくらい
どこの家庭でも存在しています。

で、床暖房の暖かさを感じるためにチマチョゴリで立て膝が最高らしいです。
立て膝だと床から出てくる暖かい空気が服の中に入ってきて
全身が暖かくなるってことです

だからチマチョゴリ姿の韓国人女性が床に座って食事をするときには立て膝なわけですね。

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韓国人女性が足を立てて(立て膝で)食事をする理由まとめ

どうでしたか?
韓国人女性が片膝を立てて食事をするのはマナー違反ではありません。
むしろ礼儀正しいくらいです。

片膝を立てて食事をする理由は

・朝鮮時代の名残(支配階級の女性は片膝を立てて食事をしていた)
・チマチョゴリ姿で座る場合、片膝を立てた方が美しいし、床の暖かさを感じれる

でした。

郷に入りては郷に従えです。
日本人であっても韓国に行ったなら
片膝を立てて食事をした方が良いケース(チマチョゴリで、しかも床で食事をするケース)もあるということを
知っておいてくださいね。

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