この記事を書いているのは2021年6月。
今年は5月下旬ころから日本では梅雨に入っていますね。
いつもなら日本だと6月に入ってから梅雨に入るのですが、
今年は梅雨入りがすごく早いです。
特に近畿地方は5月15日あたりから梅雨入りしたのですが、
この早さは観測史上初だそうです。
遅かれ早かれ日本では毎年6月前後に入ると梅雨入りするのですが、
お隣の国、韓国にも梅雨はあるのでしょうか?
韓国にも梅雨はあるの?韓国語で梅雨は?
結論として、韓国にも梅雨はあります。
韓国語で梅雨は『장마』と書きます。
『チャンマ』と読みます。
当ブログは韓国語を学習している方も対象なので
軽く解説しておきますね。
『장마』の左側の文字『장』ですが。
これは前回解説したパッチムを含んでします。
⇒パッチムとは?わかりやすく解説
二重パッチムではありませんね。
⇒パッチムが二つあるケースの読み方(二重パッチムを攻略)
『장마』を分解してみると以下のようになります。
韓国語は日本語と同様に左から右に向かって読みます。
なので、『장』を先に読みます。
また、韓国語は子音+母音を基本にして、
場合によってはパッチムがくっつきます。
⇒パッチムとは?わかりやすく解説
子音+母音はローマ字と同じ感覚なので、
この場合、チャの行+母音のアから『チャ』と読みつつ
下にあるパッチムの『ン』を足すため、『장』だけで『チャン』と読みます。
次に『마』は左側の子音はマ行を意味し、右側の母音は先ほどと同じ『ア』なので
マ行+アにより『マ』と読みます。
ですから、『장마』は『チャンマ』と読みます。
日本語だと梅雨を意味します。
韓国の梅雨は日本の梅雨と違います
韓国にも梅雨があるといいました。
ただ、韓国の梅雨は日本の梅雨とまったく同じというわけではありません。
違うってことです。
まず日本だと梅雨はいつ起こりますか?
だいたい6月ですよね。
たとえば関東の梅雨は例年6月上旬から7月中旬くらいまでが梅雨です。
でも、韓国の方に「梅雨はいつですか?」って聞くと「7月です」と答えるはずです。
具体的には韓国の梅雨は6月下旬から7月下旬になります。
だいたい日本と韓国だと梅雨の時期が半月近くずれます。
ですので、日本の感覚で「7月だから韓国旅行に行こうよ」
みたいなことを言っていると、大雨の中、韓国旅行をすることになりかねません。
また、韓国の梅雨の方が日本の梅雨よりも、雨の勢いが強いです。
韓国の梅雨のイメージはバケツをひっくり返したような豪雨です。
ちなみに韓国の場合、7月~8月にかけての降水量というのは
1年間の降水量の約3分の1に相当します。
7月、8月の2ヶ月で12ヶ月(1年)の3分の1の降水量ですからね。
いかに梅雨の時期に大量の雨が降るか、
よくわかるでしょう。
ですから韓国の梅雨の場合、一度雨が降り出したら一気に大量の雨が降るので
折り畳み傘は必須になります。
「普通の傘はダメなの?」
と思った方もいるかもしれません。
ですが、韓国では折りたたみ傘の方がメインなのです。
それからソウルは水害が多いと言われています。
なぜかというと、韓国の土地というのは傾斜が激しいからです。
上り坂、下り坂が多いという意味です。
だから梅雨になり、大量の雨が一気に降ると、
浸水被害が起こりやすいのです。
韓国に梅雨があるかまとめ
今回の記事では韓国に梅雨があるか?解説しました。
結論として韓国には梅雨があります。
また時期は日本より半月ほど遅い6月下旬から7月下旬にかけてです。
大量の雨が勢いよく降るのも韓国の梅雨の特徴でしたね。
また、韓国の梅雨を表す『장마』は
と分解することができ、『チャンマ』と読みます。
以上、参考にしていただけますとうれしいです。