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韓国文化

韓国人はなぜフルネームで呼ぶのか?

韓国人はなぜ,フルネームで呼ぶのか

『韓国ドラマあるある』の1つに
相手の名前を『フルネーム』で呼び合うってのがあります。

日本だったら「田中さん」みたいに名字だけか
あるいは「美咲ちゃん」みたいに下の名前だけで
呼びますよね?

逆に「田中美咲さん」みたいにフルネームで
呼ぶことでほとんどないじゃないですか。

これに対して韓国では「キム・ドジン(김도진)さん」
みたいにフルネームで呼びます。

ちなみにキム・ドジン(金道鎮)はウォンビンさんの本名です。


日本人からしてみると
「わざわざフルネームで相手の名前を呼ばなくてもいいのでは!?」
って思ってしまうでしょう。
だから気になってあなたはこの記事を読んでいることと思います。

そこでこの記事ではどうして韓国人はフルネームで
相手の名前を呼ぶのか?2つの理由があるので解説します。

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なぜ韓国人はフルネームで呼びあうの?

理由(1)韓国で使われる名字の数が驚くほど少ないから

今現在、韓国の名字は286種類あります。
これに対して日本の名字は約30万種類もあります。
約1000倍の差がありますね。

また韓国の人口は約5000万人で日本の人口は約1億2000万人です。
人口は日本の方が約2倍多いです。

とはいえ、人口のことを考えても
韓国の名字は日本と比べると圧倒的に少ないですね。

さらにさらに!
韓国人の45%は金、李、朴のどれかの名字なのです。
約2人に1人は名字が金、李、朴のどれかだってこと。
だから名字だけで相手の名前を呼んでも
自分も相手も、近くの人も金さんとか李さんとか朴さんの
可能性が高いのです。

となったら10人くらいの人が集まっているときに
名字だけで特定の1人を呼ぶことって難しいですよね。

しかも1位の金(キム)さんだけで韓国の人口の約20%を占めるそうです。
韓国人の5人に1人が金さんなんです。
学校で1クラスが40人いた場合、
「金さん」っていったら40人中8人が「なに?」
って振り向くってことですよ。
となったら名字だけで呼んでも
本当に呼びたい人を振り向かせられませんね。

だから韓国人は相手の名前をフルネームで呼ぶわけなのです。

理由(2)韓国で使われる名字の文字数が1字か2字しかないから

日本だと後藤田さんとか小野寺さんとか
名字が3文字以上という方ってたくさんいますよね。

でも先ほども解説しましたように
韓国では金さんとか李さんという苗字が人口の大半を占めている関係もあってか
名字が1文字の方がほとんどです。
まれに2文字の方がいるくらいです。

そして韓国の場合、名字が1文字の方は下の名前は2文字
名字が2文字の方は下の名前が1文字ということが多いです。
この関係でフルネームの文字数は韓国だと3文字ということが多いです。

何が言いたいか?
というと日本より韓国の方がフルネームの文字数が少ないってことです。
文字数が少ないということは他人同士を名前で区別するのが難しくなるわけです。

たとえば金さんという1文字の名字だと
同じ金さんが隣にいたら両者を名前で区別することはできません。
こんな感じで韓国では名字の文字数が少ないために
フルネームで相手を呼んだ方が
確実に呼びたい人を呼べるわけです。

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韓国人はなぜフルネームで呼ぶのか?まとめ

韓国人はなぜフルネームで呼ぶのか?

理由(1)韓国で使われる名字の数が驚くほど少ないから
理由(2)韓国で使われる名字の文字数が1字か2字しかないから

ということでした。

ちなみに韓国の学校では先生が生徒を呼ぶ時もフルネームだそうです。
親が子供を呼ぶ時もフルネームってこともあるようです。

ちなみに韓国では子供が親と会話するときは敬語です。
日本とは違いますね。
韓国人が親に敬語を話す理由とは?

それくらい韓国ではフルネームで相手を呼ぶという
文化が浸透しているってことですね。
浸透しているといっても理由はくどいようですが
名字が同じ方が多いってこと。
それから名字の文字数が少ないために
フルネームで相手を呼ぶのは仕方がないって側面の方が強いのかなって印象です。

以上で解説を終わります。

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